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ウソの歴史博物館 (文春文庫)
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| 商品カテゴリ: | 一般教養,雑学,実用知識,学習
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| セールスランク: | 155412 位
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| 参考価格: | ¥ 690 (消費税込)
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幅広く網羅している点は買い
中世から現代(2000年代含む)にいたるまでの、世間の耳目を集めたイタズラを網羅した本です。
読んで驚くのは、とにかく掲載数が多いこと。各事例に割いてあるスペースはせいぜい1ページ、長いものでも2ページ程度です。従って、そのぶん一つ一つへの掘り下げが少ないという欠点はいたしかたないでしょう。
持ち運びしやすい文庫本サイズで、ちょっとした時間に拾い読みすることができ、重宝しました。
読み終わって、科学技術が発達しても人間の頭というものは大して進歩しないんだなあ、と思いました。
本書に記載された古典的なイタズラの別バージョンに、現在の我々は懲りもせずに引っかかっているような気がします。
hoaxとpractical jokeの手軽な目録
啓蒙を兼ねた意図的な悪ふざけから、アイデア先行しすぎのユニークな詐欺、エイプリルフールネタ、などなど、中世から最近までの悪ふざけをまとめ挙げた一冊。
ペテン師や愉快犯に関心を持つ人々が大好物な種類の文献である。とくに嬉しいのが、比較的最近の事例も多くでている点であろうか。
それなりに面白く読めるのだが、難点もなくなはない。とにかく一件一件の掘り下げが甘く、説明と調査が不足しているところが目に付き、せっかくの面白い事件なのに、面白さが伝わらないものなどがかなりあった。
ケペニック事件など1ページしかなく、その秀逸かつ愉快な詐欺の要点が伝わってこないのが歯がゆい。さらにメーヘレンも取り上げているが、これも説明が殆どなく、はっきりいってフェルメールの(存在しない)中期まで創り挙げた無駄な凄さが伝わらないのは残念。
とはいえ、類書では出ていないような事例も豊富であり、この分野に無駄な好奇心を抱いている好事家諸氏にはお勧めできる一冊である。
そして、超常現象などについて「これがいたずらなわけがない」などと結論してしまう人々も、果たしてここ300年の悪戯者が、どれほどのことをしてきたか、一度学んでみるという意味で、読んで欲しい一冊である。
しかしスパゲッティの木でつくづく思ったが、この分野はイギリスが妙に洗練されていて素晴らしい。膨大な目録として★4つ。
とにかく笑える
もう思わずクスッと笑えた。特に左利き用ハンバーガーなんか。
ただ、中には冗談では済まされないようなネタも多かったが。
一番印象に残ったのはP184の「サブリミナル効果」のところだが、読んでからほっとした。
なぜなら、実は昔から「サブリミナルなんて本当?」と完全に疑ってかかっていて、この本の中で、「サブリミナル効果は明らかになっていない」「サブリミナル効果を調査した調査員は実はデータをでっちあげていた」という風なことが書かれていたからである。
大体映像の中にコカコーラの映像が入っていたら、コカコーラを飲みたくなるなんてあるわけないだろ!
他にもいろいろつっこみどころがあって楽しいが、もう一つ言わせていただくと、P195のビッグフットの話。この本の原書がいつごろ出版されたのかは知らないが、この本で書かれていた内容はかなり不十分だった。実は数年前、ニュース番組で、「ビッグフットの映像を解析したところ、背中にチャックが見つかった・・・」と言っていたのだが、この本の中にはなぜかこの「背中チャック」のことが書かれていない。著者は知らなかったんだろうか?
後、この本は1冊だけではもったいないくらい面白い。
ぜひ第2弾、第3弾を期待する。
ただその時は、オーパーツのウソは必ず取り上げて欲しいな。
例えば、カブレラストーン(人間が恐竜と遊んでいたり、恐竜を家畜にしているような絵が書いてある石で、石を年代測定すると一万年前の石だったというもの。6500万年前に滅んだはずの恐竜がなぜ1万年前の石に書かれているんだ!!とバカ騒ぎしているという石)。テレビでもやっているネタだが、ぜひ本の中でウソを暴いて欲しいものだ。大体、石の表面なんか年代測定できるのかねえ?
「パスタのなる木」とか平気で国営放送で流すイギリス人って(w
本書では、社会に大きく影響を与え、かつ、犯罪行為ではなく、ジョークとしても広く長く人々の記憶に留められる「ウソ」や「ペテン」を、著者が厳選して時系列的に分類したものだ。「歴史博物館」とは良く銘打ったもので、中世から今日に至る時系列的な「ペテン」の変遷を判りやすくまとめると同時に、社会の変化をコミュニケーションの変化という視点から俯瞰した、極めてユニークな歴史研究書としても読み解くことができる。
学術研究書として始まっているところが、日本でよく出版されるwebサイトのまとめ本と大きく異なる点である。
事例としては、イギリスのものが矢張りと言うか圧倒的に多い。ついでアメリカとなる。中世期のヨーロッパ諸国はしようがないとしても、おそらく八割以上の「シャレになるペテン」事例を欧米諸国で占められている。
シャレになるか否かは、すなわち、ユーモアに対する理解の深さの指標であり、知性や論理性、客観性などの思考力の指標ともいえる。ユーモアへの理解の深さは、精神的なキャパシティの大きさと同義語なのだ。
日本からの事例が、例の「ゴッドハンド事件」だけというのは、悲しむべき事態かもしれない。心あるイタズラ者たちは本書を読んで、日本の民度のグローバリゼーションに邁進して貰いたいと思う(w
一つ一つが短く要約されている
古今東西、世間を騒がせた嘘、ガセネタ等を短く紹介している。例えばヒトとサルの境界化石であるピルトダウン人は2ページほど、オーソン・ウェルズの火星人来襲放送は2ページに満たないという短さである。それでいて面白い。
これはこの本の内容がインターネットのこういった事例を集めたサイトのが元になっていることによる。
さらに構成を、新聞やラジオといったメディアの発展にあわせているので、今なら「そんなこと」というようなネタも「なるほど」とうなづくことができる。
一つ一つが短くて、それでいて笑えるので、通勤時間帯には最適の本でした。
文藝春秋
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